金総書記は今どこに?欧州に亡命説!?
この時期に北朝鮮の金正日総書記が、中国に極秘入国したのではないか?という報道がされている。
世界日報の報道によれば、二人の特派員から興味深いリポートがある。
香港の深川特派員からのリポートは以下のとおり。
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金正日総書記、広州入りか―中国
【香港12日深川耕治】10日から極秘訪中している北朝鮮の金正日総書記は11日深夜、上海から広東省広州入りしたもようだ。12日午後、金総書記は広州市西部・沙面にある白天鵝酒店(ホワイトスワンホテル)で広東省政府幹部と会談し、経済協議を行ったとの情報もある。
広東省トップの張徳江広東省党委書記は延辺大学朝鮮語学部卒業後、金日成総合大学経済学部への留学経験のある江沢民派のニューリーダー。ハングルも流暢(りゅうちょう)に操る異色の親北朝鮮派でもある。
香港誌「開放」最新号(1月号)によると、張徳江氏は次期党中央政治局常務委員の有力候補に内定している。
金総書記は広州での一連の活動のほか、深セン経済特区の発展状況も視察しているという。経済協議が行われた白天鵝酒店は警備が強化され、12日正午(日本時間同午後1時)ごろにはホテル周辺の沙面一帯は車両の駐停車が厳重に禁止され、同日午後は車両通行禁止となった。ホテル側によると、重要賓客の接待で12日から15日までは一般客の宿泊予約を受け付けないとしている。
セン=土ヘンに川
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一方ウィーンの小川特派員のリポートによれば、金総書記は欧州某国に亡命するのではないか?との憶測もある。
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金総書記は西側に政治亡命?
【ウィーン12日小川敏】北朝鮮最高指導者の金正日労働党総書記の訪中に関する報道が中国と北朝鮮両国政府の厳重な情報統制もあって錯綜しているが、地理的に朝鮮半島から遠い欧州の外交筋は「一国の首脳が他国を訪問するのにあのような情報管制は前代未聞だ。金総書記はひょっとしたら訪中を装った政治亡命ではないか」と斬新な亡命説を主張している。
金総書記の亡命説はけっして初めてではない。金総書記の高英姫夫人が昨年五月にパリで死去、実妹(金敬姫)も病気といわれ、その夫(張成沢)は一昨年の同国北西部の竜川駅で発生した大爆発に関わっていたとして現在は政治収容所暮らし、といった具合で、同総書記を取り巻く家庭環境は決して良好ではない。そればかりか、米国が昨年九月以来、北朝鮮が不法資金の受け皿として開いてきたマカオの銀行口座を閉鎖に追い込むと共に、北朝鮮の麻薬、偽造犯罪を暴露。同国への国際評価はこれ以上落ちることが出来ないほど急落している。同総書記が厭世観に囚われ、亡命を考えても不思議ではないわけだ。
同外交筋は「金総書記が数年前に大金を払って購入したスイス・ジュネーブ郊外の大邸宅に落ち着く可能性が考えられる」と推測している。欧州には亡命した金ファミリーのメンバーが久しく暮らし、スイスは金総書記の息子たちが留学していた国だ。縁がないわけではない。
いずれにしても、金総書記の訪中を終わり、中国側が報道管制を解除したら、同総書記の訪中内容が明らかになるが、金総書記の亡命説は今後も機会がある度に燻りくつづけることが予想される。
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さまざまな面で追い込まれているのは、事実だろう。金総書記の今後の動向が注目される。
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